vol.145(2023.04.01~)

品種名 : レヴリ
作出 : 河本麻記子さん 2022年発表
花期 : 四季咲き
花色 : 藤色
花径 : 7cm
樹高 : 0.8m
香り : 中香
藤色と一概に言えない、かすかに入るくすみのある茶色は微妙に変化する大人色の花です。
秋の花は深みが出て花持ちも良くなります。
房咲になって咲く花は弁先が波打つロゼット咲きで、花毎の表情も違って咲きます。
丈夫で育てやすく四季咲き性もいいので、剪定や肥料管理など育て方はフロリバンダと同様です。
小ぶりな樹形は鉢植え向きで、分枝も良く形が作り易いです。
鉢を花壇に置くと、周囲の草花と同じような位置で咲くので写真を撮ると周囲の草花が写り込み雰囲気のある写真が撮れます。
私は白やブルー系の草花を周囲に植えていますので、花との馴染みもいいです。
この花も河本麻記子さんがご自分の趣味の手芸にまつわる「ローズドゥメルスリー~手芸屋さんのバラ」シリーズに加えた品種です。
‘レヴリ’はフランス語で‘夢想’。
夢の中で想うような美しい花から命名されました。
花が終わったら来年も沢山の花を咲かせるための作業があります。
楽しかったシーズンの余韻がある間にやっておくことをおすすめします。
◎水やり
芽がのびて葉が大きくなる成長期に入ると、蒸散も激しくなるので鉢の用土の乾きも早まるので、水やりの頻度が増えてきます。
◎肥料
今月の肥料は来年に向けて、新葉を大きくさせて株を充実させるのが目的なので、バランスの取れた置き肥、液肥共に必要です。
◎花茎切り
芽が伸びてきたり、新しい葉が大きくなったら、長く楽しんできた花柄は切りましょう。
◎植え替え、土替えは中旬頃までに済ませて下さい。

この株は神代植物公園で開催されたクリスマスローズ協会の展示会の人気投票で、
皆さんのおかげで一位になった株です。
7号鉢に植えていたので窮屈なので月初にこの鉢に植え替えて置きました。

花茎を切った所です。

来年に向けて株を充実させるため、肥料は有機と化成のバランスの取れた配合飼料を施しました。
もう花を咲かせることは無いのでリン酸分の多いのは必要ないです。
私は花茎を切る時地際で切ります。
露地に置いておくと、長雨なので花茎を残して置くとカビる事があるし、枯れたら取ると言う方が居ますが残っていると格好も悪いからです。
長年このやり方で不都合はありません。

日本家庭園芸普及協会がグリーンアドバイザーの紹介のYouTubeを制作し、その中でバラの育て方を担当させてもらいました。(右側My pageの項目に有る「上手な薔薇の育て方①と②」がソレです)
内容は季節の手入れなどをやって欲しいと言われたので、同じ株を使って育て方をやった方が判り易いと思い、ロサ・オリエンティスのジュール・ヴェルヌを使ってやって来ました。
一回目は昨年12月に冬剪定関連とレイニー・ブルーをオベリスクに添わせたのをやりました。
https://youtu.be/AZoYzyclPYA
二回目は2月に芽出し肥、病害虫、水やりについてです。
https://youtu.be/U_MZdXswS1k
写真のジュール・ヴェルヌは今日撮った写真で、すでにツボミも見えてきています。

花柄切って半月でここまで来ました。

3月15日に花が小さいビオレッタなので、芝刈りハサミでカットしました。

綺麗にカットした所です^^

夏は鉢の側面から日が当たると根焼けを起こします。
対処法として二重鉢にすると良いと言われていますが、鉢の数が多いと現実的ではないです。
考案されて発売されているのを、大苗を植えるので8号ロングスリットに使ってみました。
粘着剤が付いているので鉢の内側に貼るだけです。

ルートプロテクターといい鉢の深さにより、切れ目が付いているので楽に貼れます。

最初の写真のようにウォータースペースより少し下で貼ると付けているのが判りません。

天国にいってしまったコユキと同じ名前のクレマチスが先日のサンシャインのクレマチス展で発売になると聞き、
初日の20日朝一で行きゲットし次の21日に植え替えました。

植えた鉢は7号鉢で一節埋めて植え付けた所です。

今日撮った写真でここまで伸びました。

生憎の雨でしたが、ガーデンミーティングで静かなガーデンを堪能して来ました。
ここには2007年から毎年のように来ているので、自然に回るお気に入りのコースが出来ています。

まだ葉が出ていない落葉樹の斜面には日がさし込み沢山の花が咲き始めています。
私には残念ですが「その名知らね草」が多かったです(笑)


雨のお蔭で水が流れている湿地にはミズバショウが咲き始めていました。

橋で渡る島のバラ園はバラの誘引や、剪定の終わったイングリッシュローズたちも手入れが行き届き、芽も膨らみ6月の華やかなシーズンに向けて静かにたたずんでいます。

新しい葉が大きくなってきたのから花茎を切り始めました。

切ったら来年に向けて株作りのため肥料を施します。
肥料は来年に向けて株作りをして行くので、バランスの取れた肥料が大切です。
今回試しに使ったのは、有機と化成のバランスが取れた配合肥料で、小粒のタブレットなので鉢の大きさに数を合わせられ、肥料効果がクリスマスローズに必要な二ヵ月位で切れるからです。