This Archive : 2020年12月
この花芽を見ると、待ちに待ったシーズン到来だなって思うようになります。
○水やり
やる回数は多くないですが、乾きを観察していて午前中にやるようにします。
○肥料
種類によって違いますが、11月にやった置肥もまた施す時期になってきました。
液肥も気が付いたらやっています。
○植え替え
特別必要なもの以外はやりません。

チベタヌス交配
鉢は6号鉢です。

クロアチカス
こちらも6号鉢です。

ホワイトゴールドのダブル
7号鉢で日の当たる方のツボミの成長が早いので、あわてて鉢の向きを変えました。
遅れている花芽が土の中に幾つもあります。
日の光が充分当たる場所に置くのがよく、ベランダなど直接霜や夜露が当たらない所に置いた方が成長は早いです。
今年もご覧頂き有難うございました。
大変な年でしたが、いい方向に向かう事を期待して日々感じたことを綴って行こうと思っています。
来年も宜しくお願い致します。

園芸店に行って目が合っちゃうとあてもなく買ってしまう事があります。
このラナンキュラスも花の色に魅かれ、買ってしまいしばらくビニールポットのまま置いておきましたけど、
寄せ植えにいいなと思い取り合えず大きなテラコッタに植えて置きました。

今日ショッピングセンターに行った時、入り口の花やさんの片隅で販売していた花苗の中で、
このプリムラの色合うじゃんと思い買ってきました。
乾燥している店内で水切れしているけど何とかなるでしょう。
年が明けたら続きを探します。

今咲いている花は生産者が出荷のため咲かせてくれたのです。
これから5月までは咲かせて楽しむ事になります。

花柄を切りスタートラインにつきました。

タンポポでは見かけるタネを飛ばすのと同じような事が、しゅうめいぎくで始まりました。



秋のナチュラルスティックガーデンの主役だったグラスも枯れたのから切り始めました。

地際からは新しい芽も見え始めて来ています。

枯れた葉を細かく刻んで、芽が出始めて来た「みせばや」の保護のため上からかぶせました。
ただ強い風が吹くと、飛んでいってしまう事があります。

アジサイ・ノリウツギには6月から長い間楽しませてもらい、新しいファミリーも増えました^^
枯れたアナベルなどは、綺麗な頃一部ドライにしてあります。
アジサイで秋まで咲いていた安行四季咲き、霧島の恵みにはアジサイはやはり梅雨時が似合うなんて
勝手な事を言っていました。
葉も枯れた中で柏葉アジサイの葉だけは、紅葉して最後まで庭の景観の中で楽しませてくれました。
芽もふくらみ始めてきたので、剪定して来年に備えます。

開けてみたらビックリ!
なんと咲いているクリスマスローズでした。

芳香性ゴールド「かぐや姫」
花が咲いていると顔を近づける光景は良く見かけます。
花が綺麗なクリスマスローズはいままで残念ですが香は無く、原種のオドルスやボッコネイには
匂いのある個体があります。
近年ブリーダーさんの研究が進み、香りのあるクリスマスローズが市場にも出始めています。
この「かぐや姫」を作出した加藤農園さんは、数年前から
始まった池袋サンシャインのクリスマスローズ展の香の部門で常に上位の賞を取っていて、
会場で香を嗅いだ方もお出でだと思います。

加藤農園さんの香のあるクリスマスローズには、目印のラベルがついています。

この花はローズピンクのダブルで、花弁の外側が白いリバーシブルになっています。

わが家のクリスマスは親「仔」さんにんで静かなクリスマスです。
コユキは夕食にササミがつきました。

いつの間にか赤く紅葉していた多肉の葉も終わりに近づき、間もなく今年のシーズンも終わりになります。

枯れかけていた茎を切ると新しい芽が沢山出て来ていました。
この芽が春になると、肉厚の3枚輪生のシルバーリーフが付いた茎が、気がつくと伸びて来ています。
小さな芽を寒さから守るため、枯葉をかぶせて置きました。
みせばやをSNSに載せるなんてめったにない事です。

一月前にポット苗で手に入れたディージェイ(ラベル名)が、今では6号鉢一杯に広がっています。
いま流行りの人気ビオラではないですが、徒長してだらしなくならないので気に入っています。
あと一月で鉢を大きくします。

花芽が動き始めました。
この株は10月に植え替えたのです。

12月2日に古い葉を切りました。
画像は切る前です。

10月22日、根が廻って来ているので、余分な根を切って同じ鉢に植え直しました。
花が少なくなって当然ですね。

シャリマー
花の左下にはまたツボミも見えています。

ジュード・ジ・オブスキュア
花の重みで下を向いてしまっています。

ザ・カントリー・パーソン
光を背後から受けて、いままで見せなかった花形に咲いています。

新しくローブ・ドゥ・アントワネットに加わった花色です。
ソワレ講演のベルベットの緞帳にあるような、深みのある色から名付けられたのではないかと勝手に想像しています。
鉢も花弁のウェーブに合わせました。

9月頃園芸店でビニールポットに入ったピンクの斑入り葉が綺麗な「ペニセタム・チェリースパークラー」が目に入りました。
ラベルの沢山の穂が出ている写真を見たらカゴに入っていました。
5号ポットに植え替えて大きくなってきたので、花穂を期待していましたが残念ながら出ませんでした。
株を大きくして来年の楽しみにします。

春は房咲きで沢山の花を咲かせ、その後も咲き続けて秋になると一花咲きになります。
初冬になると開花もゆっくりになり、カップの好ましい形が長く続いています。
耐病性がよいロサ・オリエンティスの仲間で、薬散(殺菌剤)は五月の開花後一切やっていません。

~野に、風吹く~ こんなキャッチの宮崎生まれのビオラです。
近くの園芸店で見つけて買って来ました。

春は房咲きになる花も、今の時期になると花も小ぶりになり、深いカップが中々開いて行かない所もいいものです。
深いカップの中の蜂蜜色の花弁は、開いていくにしたがいだんだん淡くなっていきます。

秋は枝先に一つだけ咲き、同じ時に撮った別の花ですがこちらの方が少し咲き進んでいます。

宮崎県で今も新しい花作りに意欲を燃やしている、この秋で91歳になる松永氏が長年にわたり交配を繰り返し、ソフトな色合いのこのケイトウを作りました。
ご本人はまだ未完成と言われています。

花茎や葉の色のような花が咲きます。



古いイングリッシュローズですが、まだ四季咲き性がよいフロリバンダの雰囲気です。
発表後早くにカタログから落ちています。
この株で咲いた写真が、2010年発売の別冊NHK趣味の園芸「イングリッシュローズのすべて」の
119頁に載っていますが、長く手元にある品種です。
樹高1ⅿ位ですが、シュートの先に咲きました。

この写真は4日前に撮ったので、伸びた枝先にうつむいて咲いているので撮るのが大変でした。

巣箱の後ろのシラカバも黄葉し、バラの残り花もわずかに見えています。
グラスを育て初めて3年になりますが、ミューレンベルギア・カピラリス、ペニセタム・スカイロケット、
パープル・ファウンテングラスが小さな庭に丁度良いボリュウームが出てきました。

アナベルはとっくに枯れて、レモン色のグリスターンの横ではパット・オースチンが自由に咲いています。

アレゴリーは花色が一層深みを増しています。

霞んで見えるミューレンベルギア・カピラリスも色が褪せてきて、アーチのメアリー・ローズは引き続き咲いています。

数は少なくなって来ましたが、ツボミがついているのがあり、咲いてくれるのを願うばかりです。
メアリー・ローズ
アーチに添わせていますが、秋から花が途切れないで咲いています。

ソフィー・ロシャス
デルバールの花で、花弁に切れ込みが入る花ですが、切れ込みを忘れているようです。

チャールズ・レニ・マッキントッシュ
良く咲く小ぶりなイングリッシュローズで、冬になるとカップが開きにくくなります。

8日に紹介した、植えて1年経ったハボタンをそのままにして、寄せ植えって言うのもおこがましいですが植えました。
花は園芸店に行って、店頭で咲いていたストック、メネシア、リナリアを安易に買ってきたのです。
お蔭さまで、花が少ない庭が明るくなりました。

なんとクリスマスローズが30頁以上の特集で、私の知るかぎり園芸雑誌では初めて見ました。
ビオラも人気の宮崎ビオラの情報も見逃せないです。
冬の鉢バラの管理も押さえています。
寄せ植えの話など読み物満載です。

クリスマスローズ特集の中で目を引いたのは、加藤農園加藤さんの育種の秘密です。
発芽から開花まで一年で花を咲かせる秘密もオープンにしていますが、経験が伴わないとマネは出来ません。
一年で花が咲かせられるという事は、毎年交配が出来るので、新花のスピードも速く、
サンシャインのクリスマスローズ展のコンテストではコンスタントに上位入賞しています。

宮崎は年に数度の台風が無かったら、植物を育てるのには天国です。
そんな宮崎生まれの植物を発信し続けていうのが川口のり子さんです。
宮崎生まれのビオラは今ではメジャーで、その魅力に皆さん癒されています。
鉢植えのビオラは宮崎生まれのLadyです。

宮崎の女性のビオラ育種家の先駆けで、「碧いうさぎ」で有名なコオロギノブコさんはその後も
幾つものブランドを立ち上げ、ブランドイメージにあったビオラを作り続けています。

春に沢山の花を咲かせるのには、鉢の土かえ、剪定、予防消毒など冬の管理が大切です。

始めは寄せ植えの一部でしたが、季節の草花は花が終ると植え替えていましたが、このハボタンだけがずっと残っていました。
冬の草花の寄せ植えを作ろうと思っていますが、愛着がわいてこのまま寄せ植えの一部で使って行きます。

昨年も育てていたのと同じブランドをまた買いました。
鉢が大きくてバランスが悪いですが、この鉢に見合う株に育てるつもりです。
ローブ・ドゥ・アントワネット
巻きの多いが苦手なので、色の組み合わせで求めました。

ローブ・ドゥ・アントワネット
幾つ花を咲かせられるか楽しみです。

ヌーヴェル・ヴァーグ
少し前に手に入れたのです。

数は少なくなってきましたがまだ咲いています。
マイローズは季節感がないです。
ずっと同じように咲いています。

クラシック・チュチュ
今になって花も大きくなっています。
満開までは純白でこれからうっすらクリームがかって温かみのある花になって来ます。

グリスターン
花数は少なくなって来ましたが、何処かに咲いています。

日本橋三越カルチャーサロンの教室で、鉢植えバラの植え替えをやったのが11月10日でした。
で、12月の教室が1日でしたので、植え替えたのがどうなっているか画面で説明するため11月30日に
鉢から抜いて写真を撮ったのがこれです。
その間19日でこれだけ新しい根が出ていました。
教室では、植え替えの手順、用土の配合、肥料・活力剤の使い方、その後の水やり、
置き場所などを判りやすくご参加の皆さんには説明しました。

この画像は10月30日に撮ったのです。
鉢から抜いてみて根の回り方から、植え替えが必要と判断したのです。
その時には開きかけていた花もついていました。

鉢から抜いて根の回り具合を確認した11月30日に撮ったので、花の開き方も進んでいます。
私は秋の植え替えの時、根はいじりますが枝や葉は一切そのままでやります。

今盛んに咲いています。
小ぶりなので、周囲のケイトウに囲まれています。
ケイトウは宮崎県の松永氏が長年かけて改良を重ねて作られた「日向の秋」で、
柔らかい色がバラの花によくなじんでいます。

夏は葉をふるう所がありますが、秋は葉も復活して細い枝先に自由に花を咲かせます。

2020年発表イングリッシュローズ
秋は咲き進むのがゆっくりで、深いカップ咲でここまで開いた所でどうなって行くか楽しみです。

満開になった所です。
まだ、ツボミがあり秋も普通に咲く四季咲きです。
先日紹介したザ・カントリー・パーソンといい、今年発表のイングリッシュローズ2品種は耐病性、四季咲き性
ともに当たりです。

耐病性もよくタフに育っている木に、春と違った表情で咲きました。
秋の花の方が好みです^^
これでこの花を育てる楽しみが増えました。

春は房咲きの花がモリモリ咲きます。
ティーとフルーツがミックスした香は、秋は濃縮された感じがします。
2020年春発表の仏・アンドレ・エヴの品種です。

品種名 : リナルド Rinaldo
作出 : 河本純子氏 2020年秋発表
花期 : 四季咲き
花色 : 紫
花径 : 6~7㎝
樹高 : 1.2m
香り : 中香

春から秋までで紫色の開花段階で濃淡。
色調などをここまで表現した花は、私の中にはありませんでした。
房咲きの中輪花で、「ニュアンスカラー」と言えば一言で済みますが、
春は春らしい艶のある濃紫色から開花し、赤紫色→紫→灰紫と紫色をベースとして色が変わっていく。
しべの黄色も見せながら房咲きになって咲き混じる。
秋花は紫色から灰紫色の深い味わいのある花になります。
画像の花は、大苗作りで圃場に植えてある所から、惜しげもなくカットして来たのです。
濃緑色の葉が似合い、まっすぐ伸びる広がらない樹形で、1.2m位の育てやすいタイプです。
純子さん作出の花は、これまで女性育種家ならではの控えめな優しさを表現し、
フェミニンで癒されることから人気がありました。
それ故に、このリナルドは今までの作風からは意外でした。
11月にお伺いした時、その事を言いましたら・・
「これからは自分で良いと思うのを開き直ったつもりで出していく」 ・・ような事を言っていました。
それは良い事で、どんどん新しいのに挑戦して下さいと、けしかけてきました。
さすが一流のブリーダーです。
試作場にはいろいろなタイプの花があり、これからの新しい挑戦が楽しみです。
花名は、ヘンデルの同名のオペラもある、「シャルルマーニュ伝説」と呼ばれる中世騎士物語の勇者から
オペラのアリア
『私を泣かせてください(涙の流れるままに)Lascia ch’io pianga』はよく知られています。
(NewRoses vol.28より)