This Archive : 2021年02月

今年は桜の開花が早いと言われていますが、天気の日が多かった事もあり、クリスマスローズの色の褪せ方も早いような気がします。
芽の出方などを見て、3月の作業も早まりそうです。
◎肥料について
新しく出てくる芽の成長を促すため肥料は大切です。
置き肥に液体肥料は私はハイポネックス、ハイグレードバラをやって居ます。
◎子房取り
今年は花の中に子房が出来るのが早いような気がします。
種子を採らない時は、株に負担がかかるのでねじると簡単に取れるので、気が付いた時に取るようにします。
◎植え替え、土替え
今年は3月中旬を過ぎると植替え、土替えの好機です。
新芽が伸びる頃がクリスマスローズの一番勢いのある時で、植え替え、土替えで根を少々痛めてもダメージは少ないです。
この時期植え替えると、新しい土で根の成長も良く、新芽の充実も図れるので、その分次シーズン花つきがよくなります。
楽しかったクリスマスの花のシーズンの余韻が残っている間にいろいろ作業を終わらせた方が作業もはかどります。
今冬求めた開花株は2号程大きな鉢に植え替える事を、おすすめします。
◎水やり
花を付けている時は水を良く吸うので、花がうなだれないよう水切れに注意しましょう。
今年はコロナの影響でクリスマスローズ展も残念ですが中止になりました。
今はクリスマスローズの晴れ舞台です。
咲いたクリスマスローズを庭に置いて、一人だけのクリスマスローズ展をやって居ます。
ここにはハイブリッド、原種、チベタヌス交配など大きく育てているのを置いています。
ここに置ききれないのがまだ棚にあります。

花茎切りしたLadyの花が復活して来たので切りました。
花上がりが早いです。
ヌーヴェルヴァーグです。

ローブ・ドゥ・アントワネットです。

ローブ・ドゥ・アントワネット・ソワレです。

冬剪定は品種に合わせて切りました。
満開になって咲く時だけでなく、いつの時も形よく育てたいと思っています。
トロイメライ
昨年新苗から鉢で育てて来たので、枝が細いです。
咲かせながら大きくなったのを、5月に咲いた時の木姿を想像して切りました。

リナルド
河本純子さん作出の2020年秋発表のパープル系の花です。
1月に裸苗を7号スリット鉢に植えて、私好みに剪定しました。

リラ
2020年春発表のロサ・オリエンティスです。
5月に少し咲かせ、その後も少し咲かせるだけで摘蕾して来ました。
太いシュートも出て大きく育ちましたが、冬剪定で昨年の大苗近くの高さで切りました。
5月の開花が楽しみです。

毎年出る新しい花には目を瞠るようですが、新花の後追いをするのもいいですが、白のベーシックな花もいいものです。
生産者も目を引くsd、dの花作りにどうしても行ってしまっています。
そんな中,白の整形花に情熱的??に取り組んでいるのが若泉さんです。
若泉さんがご自分のSNSに載せる白の整形花は、目の毒なのがあります。
純白の白ですが、日中は光が強すぎるので、日が陰ってから撮っています。

これも純白の花です。
何でも切るように思われますが、ちゃんと計画的にやって居ます。
私は春の庭に他の草花が咲く頃、満開になったビオラも一緒に咲かせたいのです。
昨年はバラの開花に合わせて、ビオラを咲かせました。
冬に植えたビオラが5月までの間は、ボリュームを出させる過程と思っています。
Lady以外にもビオラはあるので、庭の景観には影響が無いので、切り戻しはローテーションでやって居ます。






今までの鉢のままですと、鉢とのバランスが悪いので、根鉢を半分くらい切って、鉢を2号くらいサイズダウンしました。
一芽早く伸びましたが、小さな芽も幾つかあります。

これは成績がいいです。

横張りの品種で両方に向かって芽が出て来たのでこれは難問です^^











アトロルーベンス・シングル

ボッコネイ
香がある個体です。

トルカータス・ボスニア
これは故高杉さんからのです。

アトロルーベンス・ダブル

ムルティ・イストリアカス

ムルチ×オーレア系
小ぶりな花のオーレアで、セミダブルですがネクタリーがもう少し大きいといいなって思っています。

アブリジクス×グリーン・スポットd
み~んなうつむいて咲いています。

トルカータス交配
渋めな花で気に入っています。

遠くから撮った画像のカットなのでボケています。
昨年からのプリムラでこの場所で夏越しもしたのです。

いたずらした犯人発見!

花も葉もついばまれました。

メジロにやったリンゴもすぐ食べつくすし、バードバスでは大胆に水浴びもします。
たとえ悪さをするヒヨドリでも、庭に来る仔たちがたとえ傍若無人でもいいのです。
いまこの仔たちが全部愛おしいのです。

私が育てている佐藤さんの品種です。
ヌーヴェル・ヴァーグ
ブランド名の通り新しく進化している花が好きで、長年育てています
一緒に写っているテディベアは、輸入ガーデングッツで有名なワンダーデコールさんが、
昨年創業20年を迎えた記念で発売されたのです。
写真では判り難いですが、ベアの足裏のそれぞれ20と刻印されています。
二つたすと2020になります。

ローブ・ドゥ・アントワネット・ソワレ
昨年から発売が広がったローブ・ドゥ・アントワネットのワインレッドの花に付けられたのです。

ローブ・ドゥ・アントワネット。
ベージュ、薄茶、紫のカラーミックスの花です。

こちらもローブ・ドゥ・アントワネットです。

数日来の陽気と暖かさで、朝気が付きましたらミモザ(銀葉アカシア)が咲いていました。

雨や雪で苦労をしている所の方には、申し訳ありませんが晴天です。

花持ちがいいので、いつまでも咲いているエクレールを、区切りをつけるため剪定しました。
日が強いので撮っているカメラの影が写っています。

今育てている原種は小さな実生株から育てて来ているのが多いです。
ダブルのデュメトルム
原種を育てていると、緑の花が多くなります。

クロアチクス
この花は一円位の大きさの花で、沢山咲かせないと、存在感が薄いです。

今ある原種は横山園芸さんのが多く、写真は2012年の6㎝か7.5㎝の実生苗で、ラベル上部に書いてある「D実生」
だけをよりどころに育てたのです。
咲いた花はダブルで信頼はありました。
当時は原種の開花株の流通はとても少なかったです。

横山園芸さんが小輪多花性のプチドールを発売してかなり経ちますが、シングル咲きの期間が長かったです。
3年前にダブル咲きのプチドールを初めて見かけました。
個体のせいか花が若干大きいですが、多花性でプチドールの良さを引き継いでいます。

長く育てていたシングル咲きのプチドールですが、一年ぐらい前にご希望の方に株分けしてお二人の方に上げました。

ガーデンハイブリッドとの交配ですが、チベタヌスの特徴が色濃く出ています。
オーナーがマニアックな育種家で自生地にも度々赴き、また現地から種子を送って貰うなどしたのも育種しています。
チベタヌスとの交配はいろいろな原種や、ハイブリッドとの交配など無茎種同士ならだいたい交配できるといい、ハウス内は完璧マニアの世界です。
ホームページ「西東京のクリスマスローズ農場へようこそ」
〒202-0022
東京都西東京市柳沢3-5-20
TEL 090-2670-2238
1. 営業日 / 水、土、日
2. 営業時間 / 12:00~16:00
3. 来店予定のお客様は、必ず前日までに090-2670-2238へご連絡ください

チベタヌスの特徴の脈状のベインも綺麗に出ています。
幻のクリスマスローズ "ヨシノ"
横山園芸が世界初、創り出した品種
2005年にイギリスの王立園芸協会Flowershowで世界に向けて初めて発表させて頂きました
和紙のような質感なのに
透明感のある優しい淡いピンク
まるで桜のソメイヨシノの様なので命名
種間雑種のため種子がとれないので
出荷しているもののほとんどはアナログの株分けなので、年間生産量は20~30株くらい
早い時期からヨシノを知っていて、その後ご縁があって育てています。
交配種なので丈夫で他のハイブリッドと同じように育てています。

八重の吉野桜のように濃い目の色の個体です。

サクラピンクの個体です。
川伝いの遊歩道を歩いても行かれない距離ではないですが、車で行きました。
別件ですが朝TVを見ていましたら、映画「花束みたいな恋をしたい」のロケ地が住んでいる町で、車で通ると何か所かでスマホやカメラで同じ方向を撮っている人を見かけました。
TVを見てガッテンしたのは、映画のシーンの場所なので、そこを見て回るのを「聖地巡礼」というらしいですね^^
今では聖地巡礼マップまであるとの事です。

野川の両側に広大な武蔵野の雑木林が広がるような公園で、この写真の右側は国分寺崖線の傾斜になっていて、そこからの湧水には季節になると蛍が飛び交うそうです。

雑木林の明るい所にはセツブンソウが群生しています。

春を告げるオウバイも見かけます。

落ち葉の中には何の花か、まだロゼット状態です。


冬の庭ではビオラは貴重です。
近くで一つ一つの花の良さを見るのもいいですが、寒くてもガラス戸越しに部屋から見られるのもいいですよ。

12月にブロー・イン・フィールドを花が咲いているポット苗を3株まとめて植えのが、
花が終りかけたので12月29日に花柄を切りました。

今月になって咲きだし、満開になった所です。
今年も気が付いたら、ずいぶんのビオラが増えました^^
ローテーションで花柄を切り、満開のを見える場所に置くようにしています。
これが5月まで続きます。






剪定が終ると愛想がない冬景色になります。
部屋から見て少しでも花があるように、冬咲の花の寄せ植えやビオラなどを並べています。

誘引の時、切ってなかったメアリー・ローズが咲いてきました。

拡大すると良い花です。

残っていたオルフェオの花です。

この花はセミダブルです。
ブラッシュピンクの優しい花色がいいですね。

花の拡大です。

こちらはシングル咲きです。

ロサ・オリエンティス2019年春発表
繰り返し咲き、花持ちが良いので庭では貴重です。
耐病性が良く殺菌剤は使わなくても病気は出ないで済んでいます。

花茎が短いので、私にしては上で切っています。

庭ではコリウスが咲いているので、秋ですが良く咲いています。

ギボシが葉を広げ、アナベルが咲く梅雨時に、マイローズは高めに剪定しているので、景観の中で秋遅くまで咲いています。

ロサ・オリエンティス2019年春発表。
右側の新苗は19.03.30我が家に来た時の様子です。
今ではサイドシュートが画面に入らない程伸びるように
なっています。

剪定が終った所です。
赤茶色に見えるのが、サイドシュートを切った所です。

昨年5月に花が咲いた所です。
今年の剪定ですともう少し高さが出ますが、見直しで上部を詰めるかも知れません。
いや、切ると思います^^

ロサ・オリエンティス20年春発表で、スリムな樹形で1m位の大きさです。
写真は昨年5月26日ので、1m位までは咲きながら伸びて来ましたら、これ以上伸びず、秋まで繰り返し咲いていました。

今の姿です。
「剪定は想像です」と言ってきました。
どんな形で咲かせるかによって、切り方が変わって来ます。
高い位置で切ると、秋まで高い位置で咲くので、腰高になりそれもツラいなと思いまして・・・

結局昨春の大苗から伸びた枝の「二芽残し」で切りました。
これで、春花、二番花、三番花と切り上げて、その時々綺麗に咲かせていきます。

黒の表現でカラスの濡れ羽色って言いますが、天気続きで黒花を撮るのが難しいです。
小さな鉢で育てられるので、場所も取らないのがいい所です。
小さな株ですがよく咲いてくれました。

三つの花がほぼ同時に咲いて来ました。

シングルもいいですね。
葉色にも特徴がある「しゃらく」です。

チベタヌス交配
今はなき高杉さん作出のまいこ高杉とチベタヌス交配の花です。

クロアチクス
シングルの花が咲いて来ました。

クレオパトラ
今の花色は多彩になって来ているので、見ると欲しくなります。

品種名 : アジュール Ajourée
作出 : 河本麻記子さん 2020年秋発表
花期 : 四季咲き
花色 : ピンク
花径 : 7~8㎝
樹高 : 0.9m
香り : 強香
この花を見た時から、優しい草花の中に咲く花を想像して春が待ち遠しくなる・・・そのような花です。
白にピンクがかる透明感のあるブラッシュピンクの花は、けっして整っているわけでなく、
クォーターロゼットや中にはボタンアイになり、そんな花だから草花とコラボで咲かせたいのです。
花弁の先が尖ったり、外にカールしたり、一つひとつに表情のある花を見るのも楽しいです。
この花のイメージより強く甘いダマスクとフルーツの香も嬉しいです。
繰り返しよく咲くコンパクトな樹形で、
枝は硬めの木立性なのでガーデンの前の方で草花の中に咲かせるか、
鉢で育て近くに置いて香と共に楽しむのもいいと思います。
花名は、「アジュール刺繍」から。
アジュールには「明かりとりの窓」「透かし掘り」の意味もある。
麻記子さんが作出の品種は、
暮らしの中の楽しみをバラに表現したローズ ドゥ メルスリー(手芸屋さんのバラ)。
ご趣味の手芸からブランド名にしています。