
今日から塗り始めました。
石灰硫黄合剤を塗る目的は病害虫の予防です。添付した3枚の写真は昨年のです。
なぜなら塗って一週間ぐらいしないと石灰分がこのように白くならないからです。
これを塗ることで木で越冬する害虫やタマゴなどに効果があり、カイガラムシ、アブラムシやハダニの発生が少なくてすみます。
ウドンコ病の発生も一番花までかなり抑えられます。
右側の写真は塗ってしばらくのもので、剪定で切るところまで塗る必要がないので細い枝は塗っていません。これも手間を省くのと省力デス。
左が2月中旬に剪定した写真です。
石灰硫黄合剤は石灰と硫黄から出来ていて、塗った後に硫黄の匂いがしますが、これは箱根や草津の温泉に行っても匂うやつです。
濃度はビンに書いてある説明通りにやって、だいたい7倍ぐらいです。
強アルカリなのでゴム手袋をして、服につかないよう気をつけてください。
なぜ刷毛で塗るかは、噴霧器でやると周りまで石灰分で白くなることと、車やフェンスなど鉄が錆びるからです。
刷毛も獣毛のですとすぐ固くなるので、合成繊維のを使うように。

写真上の芽ぐらいですと大丈夫ですが、下みたいに芽が開いてから塗ると芯に薬剤がかかると枯れます。
なので、塗る時期は東京近郊および暖地では今頃から1月ぐらいが適期です。

葉に塗ることはありませんが、古い葉でしたら塗っても問題ない証です。
石灰硫黄合剤を塗ると一番花まで病害虫が押さえられるので、薬剤散布の回数がとても少なくなり、減農薬にも役立ちます。
なので忙しくても、その後の管理が楽なのでコレだけはやります。
ただニックキばらゾウムシだけは羽があるのでご近所から飛んでくるのか予防は無理です。
COMMENT
石灰硫黄合剤は、今年初めて使用するので興味深く読ませていただきました。特に鉄が錆びるなんて知らなかった~。噴霧機で散布したらいいのかな、と思っていたのですが、ダメなのですね。大変そう(><)でも、病害虫への効果あり、とのことなので、がんばってみようと思います。
外壁にローブリッターを這わせているのですが、これがひどいうどんこ病で・・しっかり塗っておきたいのですが、外壁(サイディングボード)にかかっても大丈夫でしょうか?
また、今年購入した大苗なのですが、上の方はもう芽吹いています。どのように塗ればよいでしょうか?開いた芽を避けて?それとも短く剪定したほうがよいでしょうか?
わからないことだらけで・・よろしかったらご指導をお願いします。
あー もう そんな時期なのですね。
去年 初めてやったのですがかなり病害虫、抑えられていました。
今年もがんばります。