石灰硫黄合剤を塗る目的は病害虫の予防です。
これを塗ることで木で越冬する害虫やタマゴなどに効果があり、カイガラムシ、アブラムシやハダニの発生が少なくてすみます。
ウドンコ病の発生も一番花までかなり抑えられます。
石灰硫黄合剤を塗れる期間は、芽が膨らむまで。
新しい葉が出てからだと葉や芽先を傷める。せいぜい1月中には終わらせたい作
業です。
かなり高倍率(ビンの説明書通り)なので、刷毛は合成繊維のを使いゴム手袋をしてやります。
画像右。 塗る位置は2月に枝の剪定するので、剪定予定の少し上まで塗っておきます。
剪定で切り落とす所まで塗る必要ないからです。
画像左。 害虫は古い表皮の内側などで越冬すると言われ、浮き気味の古い表皮を剥がしたら、カイガラ虫と一緒に陰になんとこんなに害虫の卵が。
でもご安心してください。数十本のうちこんなのは一本だけでしたから。
がさついている表皮は入念に塗ってください。
この時期に書いていますが、後々楽なのでズボラでもこれだけは真面目にやります。
昨年もかなり詳しく書きましたので、一度ご覧になって下さい。
COMMENT
私も浮き気味の皮をはいでビックリしました。
ハダニもその辺で越冬するみたいですよ。
sissiさま。
これを塗っておきますとその後楽ですよ。
何日かしますと石灰分が白くなりますから、塗り残しがはっきりわかります。
バラの好み、私だってまだ揺れ動いています。
先日、まだ、暖かさの続く時に、石灰硫黄合剤塗り終えました。
陽射しがあり、乾燥していたせいか、みるみうちに乾いていきまして。
そろそろ塗らなくては、と思った頃、少し懐かしい思いで、昨年のフレグランスさまの過去ログを拝見いたしました。
僅か一年の間に、拙宅のベランダも、私のバラの好みも、随分変化したなぁ、なんて思いながら。
最近どんどん手抜きになり、株元のがさがさの部分しか塗らなくなってしまいました。
いけませんね。
気持ちを新たに2度目はもう少し上まで塗る事にします^^;
それにしても・・・卵が潜んでいるとは。
浮き気味でもなかなか怖くて表皮を剥けないのですが剥いてみたくなりました。